都会育ちの息子と一緒に、久しぶりに夫の実家へ行ったときのこと。自然豊かな田舎の風景に胸を躍らせていた私とは裏腹に、息子は思わぬことで戸惑いを見せました。その経験を通して、子どもへの寄り添い方について考えさせられた出来事です。
「おばあちゃんの家、嫌い」その言葉に胸が痛む
帰り際、息子がポツリと「おばあちゃんの家、嫌い」と言ったとき、私は胸が締め付けられるような気持ちになりました。
親として「古い設備だし仕方ない」と割り切ろうとしていたけれど、本当はもっと息子の不安に寄り添い、「怖いよね」と共感したり、少しでも安心できるような工夫をしたりすべきだったと強く反省しました。
少しずつ見えてきた「楽しかったこと」
そんな息子も、帰りの車の中でふと「でも、山とか川はきれいだった」と話してくれました。
自然の美しさには少し心を動かされたようで、「虫もたくさんいたし、お花もきれいだった」と小さな発見を嬉しそうに話す姿に、私もほっと一安心。
子どもにとって慣れない環境は、それだけでストレスになることを改めて実感しつつ、少しずつでも楽しい思い出が残せて良かったと感じました。
大人の当たり前は、子どもには特別
「昔はみんなこうだったのよ」なんて、私たち大人はつい言ってしまいがちだけれど、それが子どもにとっては大きな壁になることもある。
次に夫の実家を訪れるときは、息子が安心して過ごせるような声かけや準備をしてあげたいと思いました。
この体験を通して、子どもが安心できる環境づくりは「慣れさせること」よりも「寄り添うこと」が大切なのだと気づかされました。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。