令和の小学生女児の間でブームとなっている<シール交換>。ママ世代にとっても「懐かしい」と微笑ましくなる一方で、トラブルも起きているようです。今回は、筆者の知人から聞いた「シール交換を通じて物の価値観を考えさせられてしまった話」をご紹介します。

一通のメッセージから思わぬ方向へ発展

娘があげたシールはAちゃんの好きなキャラクターのデザインで、Aちゃんはとても喜んでいたそうです。しかし、その晩Aちゃんママから届いたメッセージに、私は言葉を失いました。

「Aの高いシールを返してもらえませんか? 価値の釣り合わない交換は困ります。お宅の安物シールはいりません。返してもらえないのなら、もう娘とは遊ばせたくありません」

突然の強い言葉に驚き、正直戸惑ってしまいました。確かにお互いのシールの金額に差があったのは申し訳なかったと思います。ただ、子供同士が納得して交換したことに対して、親としてどう向き合うべきか、深く考えさせられる出来事でした。

シール交換を通して娘に伝えたいこと

シール交換には、いわゆるレートが存在することは知っていました。私が娘にシールを買ってあげる際は、友達と交換する可能性を考えて、あらかじめ高価なシールは枚数を決めて買っています。

ただ、お互いに欲しいものを交換したのなら、それは一概にいけないことだとは思えないのです。

今回の件は、Aちゃんママの「大切なものを守りたい」という親心もあったのかもしれません。お友だちとシール交換する前に、価値が違いすぎる場合は声をかけることも大事だと、親子で話し合いました。

シールの価値は金額だけではありません。子供たちにとっては自分の気に入ったシールが一番であり、宝物。娘にはシール交換を通じて、友達との関わり方や物の価値を学んでいってもらいたいと思います。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。