これは筆者の友人から聞いたお話です。
昔ながらのしつけを大切にしてきた彼女が、ある日お嫁さんのひと言をきっかけに「子育ての自由」について考え直すことになったエピソードを紹介します。

「子どもには自由に過ごさせたい」と言ったお嫁さん

ある日、息子のお嫁さんがふと「うちの子には、もっと自由に過ごさせたい」と口にしました。
その言葉を聞いたとき、私は驚きを隠せませんでした。
我が家では代々、子どもには規則正しい生活を送らせるべきだという考えが根付いており、食事の時間や遊びの内容、寝る時間に至るまで、細かくルールを決めてきたのです。
とくに孫には、私たちのしつけの方針をきちんと守らせようと意識していたため、彼女の言葉は、私たちが大切に守ってきた教育方針を否定されたようにも感じ、少し寂しさと戸惑いを覚えました。

自由って、放任じゃないの?

「自由にさせるなんて、だらしなくなるのでは?」
私はそう心配しました。
しかしお嫁さんは落ち着いた口調で「厳しすぎると子どもが自分の気持ちを表現できなくなる。育て方を見直す時期かもしれない」と言うのです。
正直、そのときは納得できませんでした。
「やっぱり、きちんとしたルールがないと子どもは育たない」と信じていたからです。

ある出来事が考えを変えた

そんなある日、公園に出かけたときのこと。
普段使わない遊具を見て、孫が「やってみたい」と言い出しました。
私は危ないと感じて止めましたが、お嫁さんは「本当に危なかったらすぐやめさせるので、少しやらせてみましょう」と言いました。