娘の不登校に悩み続けた、筆者の友人から聞いた話です。
思い切って決断した海外留学をきっかけに、娘の人生は少しずつ動き始めました。
居場所は、思いがけないところにあるのだと感じたエピソードです。

出口の見えない日々

娘は、中学生の頃から学校に足が向かなくなりました。
理由ははっきりせず、朝になると体調が悪くなり、気づけば欠席が増えていきました。
中学も高校も、出席日数はギリギリでなんとか卒業はできましたが、その先の進路が見えません。何が正解なのか、母親として何をしてあげればいいのか、答えが見つからないままの日々でした。

思い切った提案

ある日、ふと「海外留学」という言葉が頭をよぎりました。
正直、娘が興味を示すとは思えなかったのですが、それでも、思い切って口にしてみました。
「短期でもいいから、海外に行ってみる?」
すると娘は少し考えて、「行ってみようかな……」とつぶやいたのです。

一か月の短期留学を終え帰国した娘は、「楽しかった。また行きたい」と笑っていました。
その表情を見て、胸の奥が少し軽くなったのを覚えています。