地域の行事は、世代を超えた協力があってこそ成り立つもの。しかし実際は「若いから」「時間があるでしょ」という一言で、役割が一部の人に偏ってしまうことも少なくないのではないでしょうか。今回は、筆者の友人A子が住む地域で起きた出来事から、世代間の価値観がアップデートされたエピソードをお届けします。

住んでいる地域に行事が多い

A子は、30代前半で小さな子どもを育てながら、夫と共働きをしています。A子の住む地域は昔ながらのつながりが強く、夏祭りや防災訓練、季節ごとのイベントが頻繁に開催されていました。

行事ごとに役割分担はあるものの、実際に動くのは20〜30代の若手世代が中心。「若いうちになんでもやっておいた方がいいわよ!」そんな言葉とともに、年配の人たちから役職や雑務が次々と回ってくる状況でした。

余裕のない若手世代

しかし、若手世代の多くは時間に余裕があるわけではありません。小さな子どもを抱え、学校や保育園の役員をしている人もいれば、共働きで日々の生活を回すのが精一杯な家庭も多くありました。A子自身も「地域のためとは思うけれど、正直しんどい」と心理的な負担を感じることが増えていきました。

予期せぬトラブル発生

そんな中、あるイベントの直前に備品の発注トラブルが発生しました。管理を任されていた若手の担当者は、効率を考えてパソコンでデータ管理をしていたのですが、その進捗状況をリアルタイムで共有できる仕組みを理解している年配世代はほとんどいませんでした。

「今どういう状況なの?」「前はこんなことなかったのに」と不満の声が上がり、現場は一時混乱状態に陥りました。