今の時代の子どもたちにとって、スマートフォンは必需品と言っても過言ではないでしょう。筆者の友人・S子は子どもが中学生になったタイミングでスマートフォンを持たせたそうです。そこで起きたエピソードをご紹介します。

次男の本音

次男はうつむきながら「お兄ちゃんは受験で忙しいし、お父さんもお母さんもあんまり家にいない。いろんなことを話せる友達もいないから、ついゲームにのめりこんでしまった」と言いました。

今までは一緒に遊んでくれていた長男も、受験で忙しい状態。
部活は頑張っているものの、仲間とゆっくり話す時間などはないそうです。
次男は「家に帰って来て一人でご飯を食べるような毎日をつまらないと思っていた」と話してくれました。

家族の再生

「もう中学生だから大丈夫」と思っていた私たちにとって、次男の話はショックでした。
私たちは夫婦で話し合い、在宅勤務が可能な私の職場に相談し、次男が落ち着くまで在宅で仕事をすることにしたのです。
私も夫も次男を責める気が起きず、課金に対するルールだけを徹底しました。

私が在宅勤務になってからというもの、次男も長男も学校から帰ってくるとものすごい勢いでいろいろなことを話してきます。
きっと、今までも学校や友達のこと、勉強や部活のことなどを聞いてほしいと思っていたのだと気付かされました。
今までの時間を取り戻せるように、もう少し今の状態で頑張ってみようと思っています。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文学科を卒業しOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。