結婚式の準備は、幸せと同時にさまざまな感情が交錯する時間でもあります。両家への配慮が増えるほど、自分の本音を後回しにしてしまうこともあるのではないでしょうか。今回は、昨年結婚した筆者の友人が、体験談を聞かせてくれました。

幸せなはずの準備期間なのに……

昨年、結婚式の準備に追われていたころのことです。

招待客のリストを作成していると、突然、父から
「A男を呼ぶなら、俺は式に出ないぞ!」
という衝撃的な宣言を突きつけられました。

A男とは私の叔父で、父にとっては実の弟です。
父と叔父は、数年前の祖父の葬儀で些細なことから口論になり、それ以来絶縁状態になっていました。

父たちの意地の張り合いに、なぜ私の結婚式が利用されなければならないの?
私は激しい憤りと同時に、深い悲しみを感じました。

板挟みの苦しみ

どうにか父を説得できないかと母に相談しましたが、
「お願いだから、お父さんの機嫌を損ねないで」
と泣きつかれるだけ。

結婚式を滞りなく済ませるために、叔父を呼ぶのを諦めるべきなのだろうか……。

でも、幼い頃に私をたくさん可愛がってくれた叔父の笑顔を思い出すと、どうしても納得がいきませんでした。

周囲の期待に応えることと、「私の結婚式なのに」という本音のあいだで、とても悩みました。