これは筆者である私自身が体験した出来事です。
いつも元気に登園していた4歳の息子が、ある朝突然、保育園の門で泣き出しました。理由が分からず戸惑う私でしたが、その涙の裏には、成長の中で必死に我慢していた小さな心が隠れていました。
子どもの行動に込められた本当の気持ちに、親として気づかされた出来事です。

いつも元気な息子が、突然泣いた朝

4歳の息子は、毎朝「いってきまーす!」と元気いっぱいに保育園へ向かう子でした。ところがある朝、園の門をくぐった瞬間、突然しくしくと泣き出したのです。
「どうしたの? 眠い? お腹痛い?」と声をかけても、首を振りながら私の手をぎゅっと握ったまま。先生が迎えに来ても離れようとせず、普段の姿とはまるで別人でした。

離れない手に、焦りと不安

いつもなら「早く遊びたい!」と走っていくのに、この日は何度なだめても涙が止まりません。
仕事の時間も迫り、私は焦りと心配で胸がぎゅっと締めつけられました。
「何かあったのかな」「無理をさせているのかな」
頭の中でいろいろな考えがぐるぐる回りながら、後ろ髪を引かれる思いで園を後にしました。