夫が、「子どもたちのためになるなら」と引き受けた少年野球のコーチ。しかし夫を待っていたのは、感謝ではなく、理不尽な保護者たちの「欲望」で……? 友人が体験談を語ってくれました。
純粋な気持ちでスタートしたはずが
「子どもたちに野球の楽しさを伝えたい」そんな純粋な気持ちで夫が引き受けた、少年野球のボランティアコーチ。
息子が野球でお世話になっていたこともあり、夫は二つ返事で引き受けました。
私は見守っていましたが、そこで待っていたのは、少年野球という組織が抱える「保護者間の温度差」という難しい問題でした。
変化していく周囲の反応
夫がチームに入ってまもなくのこと。
初めのうちは「よろしくお願いします」「いつもお世話になっています」と協力的だった保護者の皆さんも、次第にわが子の起用方法について熱くなる場面が増えていきました。
いつからか、「なんでうちの子がベンチなんですか?」「あの子より打率がいいはずです」といった要望が、夜遅くのLINEで届くようになりました。
批判の中心人物は
特に、最近他のチームから移籍してきたBくんのパパは指導の考え方において大きな溝がありました。
「コーチのえこひいきがすぎる」「俺がやったほうがマシだ」と、他の保護者にまで吹聴するようになったのです。
あくまで夫はボランティア。野球経験者だし、力になれたらという思いでコーチを引き受けましたが、周囲との信頼関係を維持することに限界を感じ、精神的に参ってしまいました。
悩んだ末、夫は退任を決意し、息子も新しい環境を求めて、チームを移籍することに。