筆者の話です。
友人と行くのが当たり前だった旅で、思いがけず「ひとりで決める時間」を持つことに。
少しの不安から始まった旅で、これまで気づかなかった感覚に出会いました。
友人と行くのが当たり前だった旅で、思いがけず「ひとりで決める時間」を持つことに。
少しの不安から始まった旅で、これまで気づかなかった感覚に出会いました。
いつもの旅
「次はどこ行く?」
旅行の計画は、いつも友人と一緒に立ててきました。
行き先を決め、移動手段を調べ、食事の候補を挙げる。
そのやり取り自体が楽しく、旅の始まりはいつも会話の延長にありました。
ひとりで進めるより、誰かと相談しながら決めるほうが安心だと思っていたのです。
そんな中、ある旅行で、お互いの仕事の都合から現地集合という形になりました。
移動や宿泊、細かな予定は、すべて私がひとりで組むことになったのです。
小さな不安
最初は、少しだけ気持ちが落ち着きませんでした。
電車の乗り換え時刻やホテルまでの道順を確認しながら「これで大丈夫かな」とスマートフォンの画面を何度も見返します。
改札を抜けるたびに、無意識にスクリーンショットを撮ってしまう自分もいました。
友人と一緒なら自然に任せていた判断を、一つひとつ自分で決めている感覚。
「もし道に迷って約束の時間に遅れたら」という不安や、全てを自分で背負うことへの緊張感が、頭の中を行き来していました。