今回は、知人のB子さんにお聞きしたエピソードをご紹介します。
ある朝、大事な会議があるのにも関わらず、寝坊をしてしまって大慌てのB子さん。
急いで会社に向かう中、駅の階段で、思いがけず年配の女性に呼び止められてしまいます。
道案内を求められ、急いで説明しようとするも、事態はまさかの方向へ──。
ある朝、大事な会議があるのにも関わらず、寝坊をしてしまって大慌てのB子さん。
急いで会社に向かう中、駅の階段で、思いがけず年配の女性に呼び止められてしまいます。
道案内を求められ、急いで説明しようとするも、事態はまさかの方向へ──。
「ヤバい、寝坊した!!」
先日、久しぶりにやらかしてしまいました。大寝坊です。
朝起きて時計を見た瞬間、サーっと血の気が引きました。
「まずい!」
よりにもよって、その日は朝イチから大事な会議が入っていたのです。
慌てて家を飛び出した私。
駅まで全力で走り、改札を抜け、ホームへと続く階段を駆け上がります。
「よかった、次の電車に乗れば、ギリギリ間に合う!」
もう大丈夫、そう思って胸をなでおろしたそのとき──。
予期せぬ呼び止めに、足止めされ!?
「ちょっとアナタ!」
突然、後ろからガッと肩をつかまれ、私は急停止させられました。
「えっ、なに!?」
振り返ると、60代くらいの威厳のある女性が、困ったような、それでいて堂々とした様子で立っていました。
上品な帽子に、整った服装。
その風貌は、いかにも「マダム」といった様子です。
「〇〇駅に行くには、どの電車に乗ればいいのかしら?」
マダムは私を見据え、唐突に尋ねてきました。
電車がくるまで、あと1分。
一刻も早く向かいたいところですが、無視するわけにもいきません。
そう思った私は、口早にルートを説明し始めました。
「ええっと、でしたらこの線じゃなくて、△△線ですよ。この階段を降りたら左に行って……」
「もう、そんなの覚えられないわよ! その線まで連れて行ってちょうだい!」
マダムは私に強く訴えてきました。
かなりの剣幕に、私は圧倒されてしまいます。
そうこうしているうちに、電車がきてしまったようです。
もう、付き合っていられない!