仕事と家庭の両立に悩む人は多いのではないでしょうか。特に育休明けは、「迷惑をかけてはいけない」という思いに押しつぶされがちですよね。今回は、筆者の友人が育休から復帰した直後のエピソードをご紹介します。

復帰早々のお迎えコール

育休から復帰して、わずか3日目のこと。
仕事の勘を取り戻そうと必死だった私に、保育園から「お熱なのでお迎えお願いします」と連絡が入りました。

時刻は14時。これから職場が忙しくなる時間帯です。
子どもの体調不良は仕方ないと分かっていても、申し訳なさで胸がいっぱいになりました。

「本当にすみません、早退させていただきます!」
同僚たちに何度も頭を下げながら、自分だけが足を引っ張っているようで、情けなくて仕方ありませんでした。

戦力になれていない、迷惑をかけている、独身時代のように働けない……。
頭では分かっていたつもりでしたが、現実を突きつけられると、予想以上のダメージでした。

上司からの意外な一言

荷物をまとめて、逃げるように席を立とうとしたその時です。
強面で、厳しいことで知られる部長に「おい」と低い声で呼び止められました。

正直、覚悟しました。
怒られる? それともまさか、戦力外通告?

ところが返ってきたのは、予想外の一言。

「謝るな」

一瞬、意味が分からず固まる私に、部長は淡々と続けました。