言葉の選び方ひとつで、自分自身の心持ちや周囲の反応はガラリと変わるものです。自分では丁寧なつもりでも、実は相手に意外な印象を与えていることも……。今回はそんな「言葉選び」について、筆者の友人が体験談を聞かせてくれました。
謝ってばかりの私
「急に誘ってごめんね」
「忙しいのにごめんね」
以前の私は、何かにつけて謝るのが口癖でした。
悪いことをした自覚はなくても、波風を立てないために、いつも先回りして頭を下げていました。
下手に出ることで相手との摩擦を避けようとしていたのかもしれません。
当時は、それが円滑な人間関係を築くためのマナーだと思い込み、自分を低く見積もることが正解だと信じていたのです。
友人の一言がきっかけで
しかしある時、友人に「なんでいつも謝るの? 私と一緒にいるのが、申し訳ないみたいだよ」と言われ、ハッとしました。
友人のその一言は、決して責める口調ではなく、私を思っての言葉でした。
私の「ごめんね」は、相手を思いやっているようで、実は相手に「気を使わせる」という負担をかけていたのです。
自分を卑下する人と一緒にいて楽しいはずがない。
そんな当たり前のことに、40代になって初めて気づいた私は、自分の言葉を見直す決意をしました。