A子さんの職場には、普段あまり飲み会に参加しない同僚がいました。しかし、その同僚が連日「飲みに行かない?」と周りの人を飲みに誘っていたことがありました。気になったA子さんが尋ねると、返ってきた言葉に「す、すごい!」と驚いたといいます。
連日で飲み会の理由
飲みの場で、「連日で飲み会なんて珍しいね。どうかしたの?」と尋ねると、その同僚は「実は、娘が中学受験を控えていて」と教えてくれました。中学受験がどうして連日の飲み会につながるのか不思議に思っていると、「風邪やインフルエンザを俺からうつさないように、入試直前の今週は俺だけホテル暮らしなんだ」とのことでした。
「なるほど!」と私を含む周りのメンバーも納得。これまでは家族にウイルスを持ち込まないよう飲み会を徹底して控えていたようですが、家を離れている今だけは、夕食を兼ねて同僚との交流を楽しもうと決めたようです。羽を伸ばして楽しそうにしている様子に、周囲もつい笑みがこぼれてしまいました。
ただ、離れていても娘さんのことが心配な様子。酔いながら合格祈願をする姿に、仕事場と違う“父親の顔”が垣間見え、ほっこりしました。
受験への覚悟
インフルエンザの予防接種はしているけれど、それだけじゃ足りない、念には念をという姿勢に、家族を守ろうとする父親なりの受験への覚悟を感じました。その後、娘さんの受験も無事に終わり、お父さんの飲み会も本格的に解禁になったようです。
やはり受験は、家族総力戦なんだと改めて感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。