子どもの行動に気を配る責任は、誰にあるのでしょうか? 筆者の知人Aさんの自宅は、小学4年生の息子が友達を連れてくることが多く、よく子どもたちの遊び場になっていたそうです。そんなある夜、Aさん宅に来訪者が。突然やってきたCさんは「うちの子のゲーム機を弁償してください」と言い始めたのです。その驚きの主張とAさんの対応は、どのようなものだったのでしょうか。

どこまでが「見守り」の責任?

「誰かが壊したというわけではないけど、この家で遊んでいて壊れたんだから、管理者としてしっかり見ていなかったあなたに責任がありますよね。だから弁償してほしいんです」

Cさんの発言にさらにびっくりさせられたAさんでしたが、「場所を提供している側が、状況もわからないまま全ての故障に責任を持つ」という無理な主張をそのまま受け入れるわけにはいきません。

「うちの息子が壊したという事実があるなら弁償は検討しますが、居場所を提供していただけで、原因不明の故障まですべての責任を取ることはできません。今後はトラブルを避けるためにも、遊びに来るのは控えてください」

はっきりAさんが伝えると、Cさんは「遊びに来られないのは困る」とおろおろしていましたが、Aさんは「それでは」とだけ言ってドアを閉めました。

善意で子どもたちの居場所を提供していても、時として思いもよらない責任を問われることがあります。親同士の良好な関係を保つためにも、「どこまでが自分の責任範囲か」を明確にし、お互いに依存しすぎない距離感を持つことが大切なのかもしれません。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。