皆さんは、注意されてもこれだけはやめられないなんてことはありますか。よくないことだと自分でも分かってはいるけれど、癖や習慣になってしまったものをやめるのはなかなか難しいですよね。今回は筆者の元同僚E子が体験した、夫の趣味が年齢とともにアップデートしたエピソードをお届けします。
定年を迎えた後の暮らし
E子は60代の専業主婦で、3つ年上の夫は半年前に定年を迎えた後、雇用延長で週3日だけ働く生活に切り替わりました。夫は家事も手伝ってくれ、普段は言葉も優しいタイプ。2人の暮らしは、静かで穏やかな日々を刻んでいました。
ただひとつだけE子にとって大きな悩みがありました。
どうしてもやめられない習慣
E子の夫は若いころからギャンブルが趣味。パチンコに競馬など気分転換として楽しんでおり、現役で働いていた頃は『自分の稼ぎだし、許容範囲内なら』とE子も目をつむってきました。
しかし、収入が大幅に減った今も、賭け金が昔と変わらないのです。「どうして金額を減らせないの?」「今日は勝てそうな気がしてさ!」そんな夫の言葉に、E子はいらだちを隠しきれなくなっていきました。注意をしても、その場では反省したように見えるのに、長年の癖なのか、気づけばまたお金を使ってしまう悪循環の繰り返しでした。
なぜか青ざめて帰宅した夫
ところがある日、いつものようにパチンコに出かけた夫が、見たことのないほど青い顔で帰宅しました。「どうしたの?」とE子が尋ねると、しばらく言いづらそうにしてから重い口を開きました。