限界を超えたある日の出来事
そんなある日、昼休みに1人で外に出てお気に入りのお店で気分転換をしようと思ったのですが、店の前でK太さんが当然のように待っていたのです。
「今日は一緒に食べようと思って」と笑ったその一言に、ついに私の中で限界を超えました。
好意が一方通行になっている恐怖を感じ、無理に笑顔を作ることすら難しく、何も言えずに固まってしまいました。
意外な人物の助言で見えた突破口
その日の帰り道、同僚のB子が私の表情から何か察したようで声をかけてくれました。
事情を話すと、B子は少し驚いた顔をしながらも、「直接本人に言うんじゃなくて、第三者を通したほうがいいよ」と助言してくれました。
自分の口ではうまく伝えられない私を気遣い、B子は上司に「A子さんが少し距離感で悩んでいるようです」とさりげなく状況を説明してくれたのです。
翌日、上司がK太さんに「チーム全体として、個人のリフレッシュ時間を尊重しよう」と、さりげなく周囲との距離感について話してくれたおかげで、K太さんの態度は少しずつ変わっていきました。
必要以上に近づいてくることはなくなり、ようやく心が落ち着きを取り戻しました。
人間関係は、相手が悪い人でなくても疲れてしまうことがあるのだと痛感した出来事でした。
「自分1人で何とかしなきゃ」と思い詰めすぎていたのかもしれません。1人で抱えすぎず、誰かを頼ることの大切さを学んだのです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。