初孫にとあることを言い聞かせてきた知人。ある日孫が見せた静かな抵抗に、自分の行いを反省したそう。知人から聞いたエピソードを紹介します。
初孫のCちゃん
私は孫が5人いる普通の主婦です。
孫の中でも初孫だったCちゃんは、特に可愛がってきた自覚があります。
Cちゃんは私にとって少し特別な存在でした。というのも、Cちゃんが生まれたのは私の母が亡くなった翌年のこと。
大切な母を失った私は落ち込んでばかりでしたが、そんな中「初孫が生まれる。性別は女の子」と聞かされ、思わず「母の生まれ変わりなのでは」と感じてしまったのです。
「生まれ変わり」と言い続ける
初めてCちゃんを抱っこしたとき、私は「あなたはひいおばあちゃんの生まれ変わりね」とそっと声をかけました。
その後も私はCちゃんに会うたびに「生まれ変わり」と言い続けたのです。
あなたにはもう会えないひいおばあちゃんがいて、そうやって何世代も繋がって今のあなたがいる──そんな命の繋がりを感じることは、Cちゃんにとっても嬉しいはず、と当時の私は自分勝手な解釈をしていました。
Cちゃんの切実な訴え
そんなCちゃんもすくすく大きくなっていき、いつの間にか小学校5年生になっていました。
放課後にはよく我が家に来て遊んで行くCちゃん。5年生ともなると、子どもと話しているという感覚より、かなり対等なおしゃべりができるようになっていました。
話の流れから、いつものように「あなたはひいおばあちゃんの生まれ変わりだからね」と言った私。
するとCちゃんは何も答えず、手元をじっと見つめています。
少しの沈黙の後、Cちゃんはこう言いました。