図工の材料をたびたび娘に求めてくるお友達と、用意をしないその親に、正直モヤッとした気持ちを抱いていました。その違和感が、ある出来事をきっかけに思いもよらない形で解消した、友人のエピソードです。
Aちゃんからの手紙
「いつも材料を分けてくれてありがとう。たくさんもらいすぎちゃってごめんね。次は自分で持ってくるね」
Aちゃんからの手紙でした。
「良かった、きちんと考えてくれているんだね」と、胸をなでおろした私。
続いて「こっちはお母さんに」。それはなんと、Aちゃんのお母さんから私あての封筒でした。
「ご家庭に負担をかけてしまい申し訳ありません。事情があり準備が難しいこともありますが、今後はできるだけ用意していきます」
二通の手紙でほどけた誤解と、残ったあたたかさ
丁寧な文面に、抱えていた疑問もモヤモヤもスッと消えていきました。決してもらうことが当たり前になっていたわけではなかったのです。
最後に残ったのは、Aちゃん親子の誠実さに触れた安心感と、あたたかな気持ちでした。そして同時に、相手の事情を知らないまま不信感を募らせていた自分にも気づきました。
今回のことで「広い心で受け止めよう」と思えたこと自体が、私自身の小さな成長だったと感じています。
【体験者:40代女性・主婦、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。