図工の材料をたびたび娘に求めてくるお友達と、用意をしないその親に、正直モヤッとした気持ちを抱いていました。その違和感が、ある出来事をきっかけに思いもよらない形で解消した、友人のエピソードです。

“図工の材料”をストック

娘の学校では、図工で使う材料を自宅から持参する機会がひんぱんにあります。ジャムのビンや毛糸、空き箱など種類が多く、そのつどそろえるのは意外と大変。

そこで私は日ごろから少しずつストックし、急な持ち物にもキチンと対応できるようにしていました。

作品を見て浮かぶ疑問

ところがある日、娘が一色だけの毛糸で作ったシンプルな作品を持ち帰りました。たくさん持たせたのに使っていない理由を聞くと、

「Aちゃんが欲しいって言うから、あげたの」という返事。思わず「またか……」と口にしてしまいました。

実は、以前から何度もAちゃんに材料を渡していたのです。仲がいいとはいえ、どこか“使われているような感覚”がよぎり、胸がザワつきました。

材料を持ってこない家庭への疑念

そもそもAちゃんのおうちでは、なぜ材料を持たせないのだろう。毎回、他の子からもらうのが当たり前になっているのはどうなのか……。

娘が納得しているのなら問題はないものの、寂しげな作品を見て悶々とした気持ちが残りました。

数日後、娘がランドセルから手紙を取りだし、嬉しそうに読みあげました。