体操教室へのモチベーションが、完全に友だち次第になってしまっている娘。親としてモヤモヤしていましたが、ある日訪れた出来事が、娘を劇的に変えることになります。娘が「友だち依存」から卒業できた理由とは? 友人が体験談を語ってくれました。

突然のAちゃん退会

そんなある日、転機が訪れます。

なんと、Aちゃんが体操を辞めることになったのです。

「Aちゃんがいないなら、私も辞める!」

予想通りの反応でした。

しかし、「小学生の間は続けるって約束でしょう。まずは一度、一人で頑張ってみよう」となんとか説得し、渋々通わせることに。

最初のうちは「つまらない」と愚痴をこぼしていましたが、数週間経つと、娘にある変化が訪れました。

探すべき名前が消えて気づいたこと

まず、出欠サイトを確認しなくなりました。探すべき名前がないのですから当然です。

「Aちゃんは来るかな?」と迷う時間が消え、決まった時間に淡々と準備をして出かけるようになりました。

そして先日、娘が「今日はバク転の練習をたくさんしたよ! Bちゃんと話して楽しかった」と笑顔で帰ってきました。

Aちゃんがいなくなったことで、娘は他の子とも話すようになり、何より「体操そのもの」に向き合えるようになったのです。

「友だちに会いに行く」から「体操をしに行く」に変わった娘。

Aちゃんの退会は寂しい出来事でしたが、娘にとっては「自分の足で通う」ための、必要な“友離れ”の機会だったのかもしれません。今では、新しい技に挑戦する楽しさが、彼女の本当の原動力になっています。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。