筆者の友人・F子は20代で結婚してからずっと専業主婦として家事・育児に専念していました。幸い夫の収入は安定していて、F子が働かなくても何不自由ない生活ができていたのですが、子どもが生まれた頃から夫のモラハラが始まったのです。

作戦決行

息子が就職してから1年ほど経った頃、私は思い切って離婚したいと夫に伝えました。
夫は最初は取り合わなかったものの、話し合いに弁護士が同席すると途端に態度を変え、「そんなつもりはなかった」「仕事でイライラしていただけ」などと言い訳を並べたのです。

しかし私の意志は変わらず、息子と一緒に借りたアパートへ転居。
離婚話はもつれにもつれましたが、最終的には夫のモラハラが認められて、慰謝料も請求出来ることになりました。

小さな幸せ

私は離婚してからというもの、夫が帰ってくるたびに怯えていたことや、嫌なことを言われて泣いていた時間は一体何だったんだと思えるようになりました。
息子と2人の生活は、息子にも変化をもたらし、私を支えてくれる頼もしい存在になったのです。

夫という存在に怯えていただけじゃなく、自分を否定する期間が長すぎたと感じています。
贅沢はできませんが、これからは小さな幸せがいっぱい詰まった生活をしていくつもりです。

【体験者:40代女性・フリーランス、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文学科を卒業しOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。