いつからQR注文が当たり前になったのでしょうか。友人と外食した際、オーダーに思いのほか時間を取られ、時代の変化を実感しました。便利さに追いつけない自分に、年齢を感じた筆者の体験談です。
まだ続く“小さな混乱”
食後は喫茶店へ移動。アプリで注文しようとするも、メニュー画面が開かない、店舗設定ができない、と再び小さな混乱が続きます。
「今どこ押した?」「え? あれ? 違う……」
沈黙と笑いがランダムに訪れ、最終的にふたり並んでレジへ。
アプリの便利さより、対面の方が早いという結論に落ち着きました。
“年齢のにじみ方”に気づいた瞬間
いつの間にか、オーダーひとつに振りまわされる側になっている私たち。
「こういうところに、年齢感じるよね」また同じ結論にたどりつき、再び小さく肩を揺らしました。
若さは少しずつ遠ざかっても、こうして一緒に笑えるネタはどんどん増えていく。
大人の階段をのぼるのも、案外悪くない──そう思えたエピソードでした。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。