筆者の話です。
夫が休日出勤の帰りに「お弁当買っていくね」と連絡をくれる日があります。
その一言の裏で生まれる、わが家の『ちょうどいい時間』に気づいた日の事──。
夫が休日出勤の帰りに「お弁当買っていくね」と連絡をくれる日があります。
その一言の裏で生まれる、わが家の『ちょうどいい時間』に気づいた日の事──。
重なった思い
ある日、帰宅した夫が「今日はね、すごいの見つけたよ」と袋を掲げました。
そこには半額シールが貼られた立派なお刺身の盛り合わせ。
「この商品が半額で残っている事ってないよ!」と興奮まじりに話す姿が、どこか嬉しそうで、得意げな顔につられて、思わずこちらまで笑ってしまったのでした。
その表情を見て初めて、夫にとってもこの『デパ地下タイム』が息抜きなのだと気づきます。
「買って帰るね」という何気ない一言に、お互いの余白がそっと重なっていたのでした。
心地よい習慣
休日出勤は決して楽ではないはずですが、夫の「ぶらり時間」と私の「小さな自由時間」は不思議と心地よく噛み合っていきました。
どちらかだけが頑張りすぎるのではなく、それぞれの生活のリズムを尊重し合える日がある。
その積み重ねが、わが家の暮らしをゆっくり整えてくれているように感じます。
今では、夫の「買って帰るね」という一言が、私の日常に静かな余白を運んでくれる大切な習慣になりました。
【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。