筆者の体験談です。
近所の女性が、「息子夫婦がうちには全然来んのよ」とため息をつきました。
理由を聞いた私たちは、家族の距離感にある『意外な差』に気づくことになります。
近所の女性が、「息子夫婦がうちには全然来んのよ」とため息をつきました。
理由を聞いた私たちは、家族の距離感にある『意外な差』に気づくことになります。
帰省しない理由
近所の女性が「息子夫婦、嫁の実家ばっかり行ってね」と話してくれました。
詳しく聞くと、女性の家は昔ながらの質素な暮らしで、味噌や梅干しまで自家製。
孫が来ても特別にどこかへ出かけることはなく、庭先でのんびり過ごしたり、お茶を飲んで話したりする程度なのだと言います。
その「いつも通り」が、女性にとっては精一杯の、自然体なもてなしでした。
積もる違和感
ところが最近、孫たちは時間を持て余すのか、ゲーム機を持参することが増えたといいます。
リビングの隅で黙々と画面に向かう姿を見るたび「うちに来た時くらい顔を見て話せればいいやろうに」とつぶやきます。
声をかけるのもためらわれ、そのまま時間だけが過ぎていきました。
そんな折、他の家での過ごし方を耳にするうち、胸の奥に小さなざわつきが残り始めました。
ふと孫たちの表情や、帰り際のどこか手持ち無沙汰そうな姿を思い返し「私の『普通』と、あの子たちの『楽しい』が、少しずつズレていたのかもしれんね」と、女性は気づき始めたと言います。