自分の食事を採点されるとしたら、どのような気持ちになりますか? 筆者の知人で料理好きなAさんは、「食事が生きがい」という夫と結婚しました。毎日夫に満足してもらおうと料理を頑張っていたAさんでしたが、毎食毎食夫が「今日のご飯は80点!」などと採点してくるのにうんざり。あなたなら、感謝もなくケチをつけてくる夫のために食事作りを頑張れますか?

ついに爆発、もううんざり

ある日、また食事を採点されたAさんは、ついに我慢の限界を迎えました。

「もううんざり! まずは作ってくれてありがとうでしょ。あなたのために100点を目指そうなんて思えないの」

気持ちをぶつけたAさんでしたが、夫は最後まで理解してくれませんでした。

「僕が食事に重きを置いているのは知ってたよね? 君の料理がよくなるようにアドバイスしてるのに、どうしてそんな風に言われなくちゃいけないのか理解できないよ」

自分の食へのこだわりばかりを貫き、Aさんの「悲しみ」には寄り添ってくれない……。そんなコミュニケーションの断絶を目の当たりにし、Aさんの中で夫への愛情は急速に冷めてしまいました。

夫とわかり合うのは無理だと思ったAさんは、離婚に向けて動き始めました。すっかり夫への愛がなくなったAさんは、食事を作ることもしません。

「結婚前から言っていたのに話が違う」と憤っていた夫ですが、Aさんは「あなたが感謝さえしてくれたら私も頑張れたのに」とすれ違った心の溝を痛感していました。

夫への食事作りをやめたAさん。今は自分のために腕を振るっています。「おいしい」と自分で自分を認めてあげることで、再び大好きだった料理の楽しさを思い出したそうです。

こだわりも大切ですが、自分のために何かをしてくれる人を大切に思い感謝する気持ちは、忘れないようにしたいものですね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。