今回は知人のA子さんに聞いた、第二子出産を巡る家庭エピソードをご紹介します。
良かれと思った両親の行動が、幼い長女を大パニックに! 泣き叫ぶ子どもと後悔に苛まれた夜の顛末と、数年後に判明した娘の本音とは!?

弟が生まれる喜び! 不安を取り除くため夫婦が取った“秘策”

上の子が2歳のとき、待望の第二子を妊娠しました。もちろん新しい家族ができることは喜ばしいことなのですが、「娘が寂しい思いをしないように」と、私たちはいつも娘への気配りを欠かしませんでした。慎重に妊娠を伝えると、娘は大喜び! 毎日お腹に話しかける愛らしい姿に、夫と「よかったね」と胸を撫で下ろしていました。

やがて計画出産の日程も決まり、入院日が近づくと、ある心配が胸をよぎります。「私が入院中、娘が寂しがるかも……」。

入院のタイミングを事前に伝えてカウントダウンで不安にさせるくらいなら、いっそ言わないほうがいいのでは? と夫婦で話し合い、“娘に内緒で入院する”という秘策を決行することにしたのです。

作戦決行! しかしお迎えの時間は“修羅場”に……

入院当日、私たちはいつも通り娘を保育園に送り届け、そのまま病院へ。お昼頃には無事に元気な男の子が生まれ、夫と安堵しました。夫は生まれたばかりの息子との時間を惜しみつつも、夕方には娘のお迎えへ向かったのですが……。