結婚後も、実母から毎日30通以上ものLINE攻撃に振り回されていたC美さん。
家事も手につかない状況に限界を感じ、「ある宣言」をしたところ──!?
うまく距離をとることも、親孝行なのかもしれないと考えさせられるエピソードです。
そこで、私は母に対し「ある宣言」をしました。
「お母さんが心配してくれるのはありがたいけど、毎日LINEの返信に追われて大変なの。昼間はやることがたくさんあるから、これからは夜にだけ返信します!」
意を決して、母にこんなメッセージを送ったのです。
一生母のペースに付き合い続けることはできないので、どこかで区切りを付けなければ、という思いでした。
「こっちは心配しているのに。勝手なことばかり言って!」
案の定、母からはすぐさま怒りの返信がきましたが、無視。
宣言通り、それからはどんなにメッセージを連投されても、夜までは既読もつけず、ひたすら無視することを徹底しました。
その代わり、1日1通、夜にだけはきちんと返信をするのを欠かしませんでした。
嬉しいけど、ちょっと寂しい!?
するとどうでしょう。
はじめは怒って、鬼のようにメッセージを連投してきた母でしたが、次第に変化していきました。
どれだけLINEをしても無視され、手応えを感じないからか、母からのメッセージの量は徐々に減っていったのです。
1日30通を超えていたメッセージは、20通になり、10通になり──。
そしてついには、週1回ペースに!
あれだけうるさかったスマホの通知音が、今ではめったに鳴らなくなり、嬉しいけどちょっと寂しいかも? なんて。
うまく距離をとることも、親孝行
今まで、母を一方的に悪者にしてうるさがっていましたが、最初から私のほうでも「適切な距離感」の希望をきちんと伝えればよかったのだと思います。
今、母とは週1回のLINEでお互いの近況を話したり、たまに一緒に出かけてお茶を楽しんだりしています。
母との時間は、前より楽しく、心地いいものになりました。
どんな人間関係においても、適切な距離感を大切にすることが、良好な関係を継続する秘訣なのかもしれませんね。
【体験者:30代女性・専業主婦、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。