家計管理には、数字だけでは分からない「努力」や「工夫」があるものです。特に食費は、状況によって増減が激しいときもあり、管理しづらいですよね。今回は、筆者の友人が家計に関するエピソードを聞かせてくれました。

1週間で思い知った現実

「やっと分かった? 食材だけじゃ料理はできないのよ」
私がため息をつきながらそう告げると、夫は反省したのか、1週間夕食担当を買って出ました。

しかし結果は惨敗。
予算は大幅にオーバーし、冷蔵庫には使いきれない食材が散乱する始末。

「毎日の料理って、地味だけど頭使うし大変なんだな……偉そうなこと言ってごめん」

身をもって体験したことで、ようやく夫は私の苦労を理解してくれたようです。

数字よりも大切なこと

それ以来、夫からの「ありがとう」という言葉が増えました。
今では週に何度か料理を担当してくれるようになり、少しずつ家事シェアも進んでいます。

食費の指摘には腹が立ちましたが、結果として「見えない家事」の大変さを共有する良い機会になりました。
数字の裏側にある労力を想像してもらうには、思い切ってバトンを渡してみるのが近道なのかもしれません。

料理も家計も、やってみないと分からないことがたくさんあるのです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。