筆者の知人A子さんは、高校時代から親しんできたレストランで周囲の温かい声にも支えられ、卒業後そのまま正社員として働く道を選びました。
しかし人と接する仕事にやりがいを感じながらも、高卒で他の職を知らない自分に次第に不安や焦りが芽生えていきます。心が揺れ始めてしまい、自分の将来について改めて考えるようになったのですが……。
しかし人と接する仕事にやりがいを感じながらも、高卒で他の職を知らない自分に次第に不安や焦りが芽生えていきます。心が揺れ始めてしまい、自分の将来について改めて考えるようになったのですが……。
落とし物を届けたことで海外のお客さんにとても喜ばれ、「当たり前のこと」がこんなに感謝されるのだと胸が温かくなりました。
その出来事から日本の良さを感じてもらえた気がして、改めて「やっぱりこの仕事が好きだ」と強く実感しました。
A子さんの迷いが完全に消えたわけではないものの、「もう少しこの場所で頑張ってみよう」と思える大きなきっかけになったそうです。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:乙野
FTNコラムニスト:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。