筆者の友人・理恵さん(仮名)は、在宅で仕事をする母親。娘の友達から投げかけられた無邪気な言葉に、予想外の価値観の違いが浮き彫りになりました。ある出来事をきっかけに、彼女は自分の働き方に誇りを持つようになったのでした。

働くママは、かわいそう?

理恵さんは、フリーランスとして在宅で仕事をしています。

小学生の娘・優菜ちゃん(仮名)が友達を連れてきた日のこと。

「優菜ちゃんのママ、働いてたの?」

「なんで働いてるの? うちのママはいつも家にいるよ」

不思議そうに聞かれ、理恵さんは笑顔で答えます。

「お家でも働けるんだよ。好きな仕事だから」

すると、その子は真顔でこう言ったのです。

「なーんだ、優菜ちゃんのママもかわいそうな人なんだね」

「ママが言ってた。働いてるママは旦那さんのお給料が少ないのかなって」

……え?

理恵さんは、返す言葉が見つかりませんでした。

さらに追い打ちをかけた、母親の登場

そこへお迎えに来た、友達の母親。

「あら、優菜ちゃんママもご自宅にいらしたんですね! 仕事してる方はかわいそうですよね」

お仲間を見つけたような、悪気のない調子で続けます。

「やっぱり素晴らしいパパさんがいらっしゃるのね」

すると友達の女の子が続けます。

「違うよママ、優菜ちゃんちのママはニセモノだったよ。家にいて働いているんだよ」

理恵さんは何も言えず、ただ固まるしかありませんでした。