泥だらけのユニフォームを洗濯機へ放り込む息子に、母が勢いでついてしまった一つのウソ。それを検証するため、息子はチームメイト全員への「聞き込み調査」を開始して……? 友人が、体験談を語ってくれました。

玄関が砂場に? 週末の泥んこ地獄

最近、地元の野球チームに入った小学5年生の息子。土日のたびに、息子は泥だらけで帰ってきます。

白かったはずの練習着は、見るも無惨な茶色に染まり、玄関はジャリジャリ。脱衣所も砂だらけ。

初めは「がんばったなぁ」と健気に予洗いして洗濯していた私ですが、脱いだズボンを当たり前のように洗濯カゴへ投げ込む息子の態度に、ある日プツンと何かが切れました。

勢いでついた「みんなやってる」というウソ

「ちょっと! 野球のズボン洗うのがどれだけ大変か分かってんの!?」

私は洗面所で、茶色い水が出るズボンを指差して叫びました。

「ポケットから砂も落ち葉も出てくるし! たまには自分で洗いなさいよ! 5年生なら、チームのみんなはもう自分で洗ってるよ!」

勢いでついた、「みんなやってる」というウソ。

息子は渋々やってきて、私が必死に専用石鹸でゴシゴシする様子を、横でぼーっと見ていました。

そして、ポツリと言いました。

「分かった。俺、みんなが練習着洗ってるか聞いてみる」

「そうしなさい! みんな『自分でやってるよ』って言うから!」

私は自分の苦労を分かってもらいたい一心で、つい自信満々で言いました。