ショッピングモールでエレベーターに乗ろうとしたとき、ボタンを連打する子どもと、スマートフォンに夢中な母親に出くわしました。“思わず戸惑った瞬間”を書いた、私のエピソードです。

エレベーター待ちの親子

商業施設の8階で買い物を終えてエレベーターの前まで行くと、若い母親と小さな男の子が待っていました。その母親は、スマートフォンに集中。一方、男の子は落ち着かない様子で、到着ランプを食い入るように見つめています。

そして、扉が開いた瞬間。その子は一目散に中へ駆けこみました。

【ひらく】を連打! 閉まらない扉

続いて私が乗りこむと、子どもの指はすでに低い位置にある【ひらく】ボタンを連打していました。まるでゲームのボタンをたたくように、何度も何度も押しています。

当然、扉は閉まりません。母親はベビーカーを押しながら、スマートフォンに夢中。

「気づいてよ……」

そう思いながら待っていると、ようやく母親が子どもの手をそっと押さえました。
ただそのしぐさも、注意というより“とりあえず止めた”だけのようでした。