どんなに近しい仲であっても言ってはいけないことや失礼にあたることはしてはいけません。それは親子ほど関係が近くても同じだと考えます。筆者の知人は母親と普段とても良好な関係を築けています。しかしそんな親子関係であっても、産前産後の『あの言葉』だけはいまでも忘れられずにしこりが残っているのです……。今回は何年も経ったいまでも筆者の知人が忘れられないと言う母とのエピソードを紹介します。
不満なの?
しかし、母に子どもの名前を教えた日から、会うたびに「△△って名前はどう?」「いい名前が思いついたんだけど」などと、まったく別の名前を提案してくるようになったのです!
決まっていると話しているのにほかの名前を提案されることにだんだんと不快感を覚えるようになりました。
何度目かの名前の提案をされたとき、ついに母に「もう決まってるんだって。不満があるの?」と尋ねたのです。
こだわりと親心
「由来もないようじゃ、可哀想じゃないの」
母は私たちが『響き』から名前を決めたことをよく思っていなかったのです。
私たちの思いはなかなか伝わりませんでした。
結局母の意見は無視して我が子には決めた名前を名付けました。
いまとなっては母も当然のようにその名で我が子を呼び、子どもも自分の名前が大好きです。
しかし私は何年も経ったいまでも『初めての贈り物』を否定された悲しさを、時折思い出してしまいます。
【体験者:40代・女性自営業、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。