思い返すと恥ずかしい『若気の至り』や『黒歴史』。誰にでも1つや2つはあるのではないでしょうか? 筆者の知人にはいまでも『心の傷』として深く残っている忘れてしまいたい黒歴史があるそうです。しかし、彼女の側にはその傷を抉る人物がいるようで……。今回はそんなエピソードを紹介します。
母の呪縛
母はことあるごとに例のダメ男の話を持ち出します。
「あんたが前の彼氏と付き合ってるときは痩せすぎて気持ち悪かった」
「あんなしょうもない男のどこがよかった?」
「なんで5年も付き合った?」
何度も何度も繰り返し、私を責めるような言い回しで、ダメ男との過去を追求してくるのです。
「あのときはどうかしてたの」
「もう思い出したくないからやめて」
そう伝えてもその場が落ち着くだけで、次に会ったときにはまたダメ男のことで責められます。
終わらない黒歴史
あの5年間、母にたくさん心配をかけてしまったことは理解しています。
母にとっても苦しい期間だったのかもしれません。
とは言え、私もいい加減解放されたいのです。
どうすれば母がこの話題から解放してくれるのか、いまだに正解が見つかっていません……。
【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。