成人後も干渉
大人になっても妹のそんな性格は変わらず、私への干渉も続きました。
私が結婚したあとも、
「同棲中の彼氏とケンカしたから泊めて」
「お金がピンチだから1万円だけ貸して」
など、夫がいても構わず家に突然押しかけてきては、身勝手な振る舞いを続けます。
私はそんな日々にうんざりしてしまいました。
ある日、「今日も泊めて~。彼氏とケンカした」とインターホンも鳴らさず当然のように入って来た妹に、私はこう言ったのです。
「もうあなたには会わない。いい加減自立して生きていって。私はあなたの親じゃない」
すると妹は顔を真っ赤にして怒り始めました。
「私を育てるのはお姉ちゃんの役目でしょ!」「妹にそんな態度取っていいの!? 可哀想だと思わないの!?」「最後まで面倒見なさいよ!」
妹はそうまくし立てましたが、私は頑なな態度を続けます。
ここで突き放さなければ、共倒れになってしまう。それは、私自身の人生を取り戻すための、必死の決断でした。
そんな私の様子に妹は「もういい!」と言って、家から出て行きました。
幸せになってほしい
その日から妹とは一度も会っていません。
母によると、「どこかの男と暮らしている」とのこと。
「お姉ちゃんがあなたの親代わり」という、母の呪縛に囚われた妹も可哀想ですが、私にも私の人生があります。
妹を突き放したことに、少しも罪悪感がないわけではありません。でも、お互いが「姉」と「妹」という役割から解放され、一人の大人として自立することが、本当の意味での解決なのだと信じています。
妹に対する私の願いはひとつ。
誰かに依存するのではなく、彼女自身の力で、どうか幸せになってほしい──。
心からそう願っています。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。