筆者の話です。
健康診断(健診)が近づくたび、急にダイエットを始めてしまいます。
誰に見られるわけでもないのに、会社の記録に残ると思うと妙にそわそわ。
今年こそ続けよう……そんな小さな決意だけは、毎年そっと胸に残ります。

結果への恐れがピークに

追い込みが続くのは、再検査の案内を受け取りたくないからでした。
「もう一度別の病院で検査してください」と言われる、あの独特の緊張感。
あの紙を受け取る前に、何とか逃れたい気持ちが、私をさらに焦らせます。

「ずっと続ければいいのにね」
そう頭では分かっているのに、当日が迫るほど、日々の行動だけは妙に几帳面になります。
姿勢を伸ばしたところで数字は変わらないのに、健診前だけはなぜか背筋まできれいに整えたくなるのです。

小さな決意だけが残る

もちろん、短期間で劇的に変わるはずがありません。
それでも健診が近づくと、なぜか背筋が伸びてしまう自分がいます。
生活を見直すスイッチが入り「今年こそ少しずつ続けよう」と小さな決意がしっかり胸に残るのです。

毎年同じことを繰り返しても、その前向きの芽だけは不思議と消えない。
結果がどうであっても、また来年の私をそっと励ます材料になるような気がしています。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。