筆者の体験談です。
数日間、実家の手伝いで家を空けていた私。
帰宅した瞬間、乾燥機の前で固まる夫──胸がざわつく気配が漂っていました。

開けた瞬間の衝撃

夫が乾燥機の前で「じゃあ、すぐに取り出して畳むね」と言い、扉を開けました。
その瞬間、熱気と共に出てきた洗濯物は、白も薄いグレーもタオルも、全部がうっすらピンク色。
夫は手にしたタオルを見つめたまま固まり「えっ、なんで?」とつぶやきました。
よく見ると、色落ちしそうだと思って私がわけていた赤いTシャツが混ざっていて、思わず目が止まりました。

さらに奥から出てきたのは、一度しか着ていない『手洗い必須』のセーター。
触れた瞬間に分かるほど小さく縮んでいて、夫は「これ、どうしよう……」と青ざめるばかり。
私が普段どれほど細かく色や素材を分けて洗っていたのか、その時初めて気づいた様子でした。「いつもこんなに大変なこと、さらっとやってたんだね」という夫の言葉に、私のショックも少しだけ和らぎました。

ひと手間を共有できた

それ以来、夫は洗濯物を出す時点で色別に仕分け、素材の表示も必ず確認するようになりました。「これは一緒に洗える?」と聞いてくれるその一言が、今では嬉しいコミュニケーションになっています。
私のやっていた『見えないひと手間』が伝わったおかげで、家事を分担している実感も少し増えた気がします。

ピンク色の洗濯物はショックだったけれど、今では笑って話せる思い出になり、心がふっと軽くなりました。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。