これは、筆者の知人が孫から気付かされた「あの頃の普通」や「昔の正しさ」を押し付けることは、未来に向かって生きている子どもたちの世界を狭めているかもしれない、というお話です。
それ以来、私は孫に対して「それは違う」や「昔は〜」という否定的な言葉を使わないようにし、孫の気持ちを肯定する声かけをするように心がけています。
孫の自分の感性に正直な姿はとても眩しく、古い価値観のまま狭い視野で世の中を見ていた自分自身が恥ずかしくなるほど。孫は私にとって、固定観念にしばられない自由な心を持つ、最高の先生なのです。
【体験者:70代・女性主婦、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:佐田 静
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。