保育園は、働く保護者にとって大きな支えになっています。しかし、保育園では感染症の流行などが一気に広まってしまうこともあり、一人ひとりの心構えがとても重要です。これは筆者が実際に体験した『保育園の保護者』に関するエピソードです。
働く親の悩み
私は出産後も仕事を続けていたため、息子を保育園に預けていました。
小さい頃は特に体調を急に崩すことが多く、冬場はインフルエンザ・夏は手足口病など、感染症があっという間に流行してしまうことも。そのたびに仕事を休んだり早退したりすることがあったことを覚えています。
私の職場は子育てに理解があって助かっていましたが、中には「急には休めない」「職場の雰囲気が悪くなる」といった悩みを抱えているママ友も多く、感染症の流行時期などは戦々恐々としていたのです。
登園時の異変……体調不良
息子が通う保育園では、登園時に保育園の入り口で検温を行うことが決められていました。
平熱より明らかに高い場合は、登園を認められずにかかりつけ医への受診をしなくてはいけないルールになっていたのですが……。
ある日のこと。
息子が入り口で検温をしていると、同じクラスのK君がお母さんと登園してきました。
K君はいつも元気に「おはよう!」と声をかけてくれるのに、その日はなんとなくぐったりした様子。
K君のママは私の方を見て「おはようございます」と言うと、K君の検温を始めました。
ピピっと検温終了の音が鳴ると、K君のママは担当の保育士さんに「36.4度です」と伝えて「バイバイ」と行ってしまったのですが、私には明らかにK君の様子は変に見えました。