筆者の話です。
国際線でウトウトしていたとき、突然知らない男性に肩をつつかれました。
驚きから始まり、最後は心がふっとゆるむ小さな国際交流の出来事です。
国際線でウトウトしていたとき、突然知らない男性に肩をつつかれました。
驚きから始まり、最後は心がふっとゆるむ小さな国際交流の出来事です。
返却に込められた優しさ
しばらくして、またツンツンとつつく気配がしました。
先ほどの男性がボールペンを返しに来たのです。
「THANK YOU」の言葉と共に、手を上げる彼から「ありがとう」が伝わってきます。
その後も彼が通路を通るたびに、目が合えばニコッと笑い、手を軽く振ってくれる姿に、心の緊張がゆっくりほどけていきました。
小さな国際交流の余韻
いきなり肩をつつかれて、心が一気に跳ね上がったあの瞬間。
機内は外国の人だらけで、言葉への不安もあり言い知れない恐怖がありました。
けれど、振り返ればただ「ボールペンを借りたかっただけ」という、ほほえましい理由。
長いフライトの中で起きたちょっとした国際交流は、思っていたよりあたたかく、思い出すと今でもふっと心が和らぎます。
【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。