これは筆者自身の体験談です。いつものように寝かしつけをしていたある晩、息子が「もう抱っこはしない」と言った時のこと。息子の成長を見守る中で、日常から少しずつ変わっていく姿を目の当たりにしました。それと同時に、親としての自分の気持ちに改めて向き合うことができたのです。

息子の成長を感じた日

ある夜のこと。いつものように、寝かしつけの時間がやってきました。夕飯を食べた後、お風呂に入り、パジャマを着た息子が寝室へ向かおうとしたとき、ふと「ママ、もう抱っこはしない。自分で歩くから」と言いました。

その言葉に、私は驚きとともに胸が締め付けられるような感覚を覚えました。まだ小さな息子が、もう自分でできることを増やしているのだと思うと、嬉しさと寂しさが入り混じったのです。

突然の変化に戸惑い

毎晩寝かしつけの際には、息子を抱っこして寝室まで運ぶのが当たり前でした。その日もいつものように、私は「寝室まで抱っこして行こうね」と声をかけました。

しかし、息子はその言葉を断り、自分で歩くと言ったのです。心の中で「成長だ」と思いつつも、私はその瞬間、少し寂しく感じました。まだ幼い息子が、こんなにも自立しようとしていることに、胸がいっぱいになりました。