これは筆者自身の体験です。4歳の息子が周囲の目を気にしている様子を見て、私は心配していました。「もっと自分に自信を持ってほしい」と願う一方で、その言動が成長の一環であることに気づくことができました。幼稚園の先生に相談したことで、息子の「協調性」を育む大切さを学び、親としての視野が広がった出来事です。

先生の言葉で心が軽くなった

私は内心「息子は自分の意見を言えない引っ込み思案なのでは?」と不安に感じていました。個性を大事にしてほしい親心から、小さいうちからこんなに周囲の目を気にしていて大丈夫だろうか、と悩むこともありました。

そこで思い切って幼稚園の先生に相談してみました。すると、先生は優しくこう言ってくれました。
「それは協調性が育ってきている証拠ですよ。『みんなと一緒がいい』という気持ちは、周りの人の存在を意識できるようになったという社会性の芽生え。悪いことではありませんよ」

その言葉に、私はハッとしました。今まで息子の一面を、「意志の弱さ」という短所のように捉えていた自分がいたのです。でも、それは周りを見渡す力がついたという成長の証であり息子なりの優しさや思いやりの表れだったのだと気づかされました。

親としての気づきと成長

子どもの行動を、つい大人の目線で「できていない」「弱い」と捉えてしまうことがあります。でも実はその裏には、大切な成長のサインが隠れていることもあるのだと教えられました。

「みんなと一緒がいい」と言う息子に、「周りのことがよく見えているんだね」とまずは共感してあげたい。息子の気持ちにもっと寄り添って、彼の中に芽生えている「良さ」を見つけてあげられる親でありたい! そう心から思った出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。