これは筆者自身の体験です。家族でフリーサイトのキャンプ場に行った際、静かな夜を楽しみにしていたものの、近くのグループが騒がしく、思わずイライラしてしまいました。そんな中、オーナーさんがプロの対応で問題を解決し、ルールを守る大切さを実感した出来事です。

プロの対応で静かな夜が戻る

深夜、再びオーナーさんが登場。今度は利用規約にある「消灯時間・騒音」の項目を示し、「規約に反する継続的な迷惑行為」として、毅然とした態度で対応してくれました。

グループは自分たちの振る舞いを省みたのか、ようやく音は止みました。張り詰めていた空気がふっと緩み、私たちも安堵の息をつきました。自由と秩序のバランスって、運営側の勇気ある介入と利用者の理解によって守られるんだなと実感した瞬間でした。

思わぬ感謝の気持ちと「次も来てください」

翌朝チェックアウトのとき、オーナーさんに呼び止められました。「昨夜は騒がしくて申し訳ありませんでした。よければまた来てください」と、次回のサイト無料券まで渡してくれたのです。

現場でルールを守らせつつ、周囲の利用者にも誠実に対応してくれるオーナーさんの姿勢に救われました。「自由」は決して「何をしてもいい」ということではありません。フリーサイトは“お互いさま”が前提。ルールがあるからこそ、お互いのプライベートな時間を尊重し合えるのだと改めて気づかされました。静かな時間を大事にする人たちと、また同じ空気を吸いたいと思いました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。