今回は筆者の息子が話した、まさかの記憶のお話をご紹介します。
突然記憶を話し出した息子
しかし、息子が4歳を過ぎて、それは突然起こりました。
息子と一緒に入浴していたのですが、
「お風呂、あたたかくて気持ちいい。ママのお腹の中みたい~」
と、気持ちよさそうに湯舟につかりながら言ったのです。
驚いて慎重に話を聞いてみると、
「僕のおへそから長い紐が出ててね。それはママとくっついていたんだよ!」
「お腹の中はあったかいプール。色はピンク」
そう言って、突然胎内記憶を話し出したのです。
ご飯はどうしてたの? と聞くと、
「おへその中にビューンって入ってきたよ」
「ママさ、ハンバーガーいっぱい食べてたでしょ? だから僕ハンバーガー好きなの」
そう笑う息子に、心底驚いてしまいました。
まさかの胎内記憶を聞けてビックリ。一生分の幸せをありがとう
実は悪阻がピークの時、何故か某チェーン店のハンバーガーしか食べられない時期があったのです。
そしてママをどうやって選んだのか尋ねると、
「神様がいて、神様が『このママのお腹に入ったらいいよ』って言ってくれたから。ママが寝てるときに、お空から飛んでお腹に入ったんだよ!」
そう自信満々に言ったのでした。
胎内記憶を持つ子がいると聞いていましたが、まさか息子が覚えているとは思わず、本当にビックリしました。
大きくなったら、息子は自分が話したことや記憶を忘れてしまうかもしれません。
それでも私は、一生の宝物にしたいくらい、忘れられない嬉しい出来事でした。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。