ママ友との付き合い方は大変? 筆者の知人Aさんは世話焼きで、困っているママ友をいつも助けてあげていました。しかし、その中に助けてあげるという善意を、当たり前だと思ってしまう人が現れたのです。大事な子どもの受験期を迎えても、まだAさんを頼ってくるママ友に嫌気がさしたAさん。「私はあなたの秘書ですか?」ついにママ友に反旗を翻すのでした。

頼られるのが嬉しい、世話焼きなAさん

Aさんは中学3年生と小学6年生の兄弟の母。世話焼きのAさんは周囲から頼られることが多く、Aさん自身も頼られるのを嬉しいと感じていました。

中でも、同じ年齢の子どもを持つCさんは、昔から何でもAさんのことを頼ってきます。

C「私って予定管理が苦手でさ~」「またプリントなくしちゃった」

そう言っては子どもの予定について確認してきて、Aさんは「授業参観は〇日の△時からだよ」と教えてあげるのでした。

当たり前になってない? Aさんのモヤモヤ

頼られキャラのAさんでしたが、だんだんとCさんの中でAさんが助けてあげるのが当たり前になってきていることに疑問を感じ始めました。

それがはっきりとしたのが、息子たちが中学3年生になり受験生になったときのことです。

C「Aさん、うちの受験のこともよろしくね~。Aさんがいないと出願できるかも怪しいわ」

Cさんが笑って言ってきたのを見て、Aさんは強い嫌悪感を覚えました。

「自分の子どもの将来に関わることなのに、この人には自分で動く気がないのか」とAさんは愕然としたのです。

秘書役はもう無理です!

Cさんに息子の受験の件で頼られたAさん。

A「受ける高校が違うから、これまでみたいに私は役に立てないわ~」

そう言ってきっぱりとCさんの頼みを断りました。しかし、Cさんはまだまだ諦めません。

C「でも学校からのプリントに書いてあるでしょ? 私、忙しくて読んでる暇ないのよね。代わりにそれ読んでわかりやすく教えてくれない?」

引き下がらないCさんに、Aさんは「受ける学校が違うから無理」で押し通しました。お互いの子どもの受験に集中するべき時期だと考えての対応でした。

これで諦めてくれるだろうと思っていたAさんでしたが、CさんはAさんの予想を上回ってきたのです。