園のスケジュールを把握していないママ友に、親切心で教えてあげていた知人。ところがある日判明した“スケジュールが分からない理由”に呆れてしまったそう。知人から聞いたエピソードを紹介します。

判明したA子の本音

ある日、園に子どもを迎えに行ったときのこと。
私の前をA子とその子どもが歩いていました。

A子の子どもは「ママ、うちはお便りにお絵かきしていいんだよね?」とA子を見上げます。するとA子は、「いいわよ、ママどうせ読まないし。分からなかったら他のママに聞けばいいんだから!」と答えました。

それを聞いて私はびっくり。
思わず「A子、お便り読んでないの!?」と口に出してしまいました。
驚いたA子が振り返り私を見ると、気まずそうな顔に。「ちょっと忙しくて、読む暇もなくてね……」と言い訳するように呟きました。
そもそもA子は園からのお便りに目を通してすらいなかった、と発覚したのです。

適切な距離感を持って

A子がどうやって大まかなスケジュールを把握していたかというと、しっかり者のA子の子どもが伝えていたようです。

ただ子どもなので詳しい時間までは分からず、私に確認のLINEを送っていたのでした。

親切心から対応していましたが、今後は都合よく使われるのではなく、お互いに自立したママ友として、ちょうどいい距離感を保ちたいと思うようになりました。
後日、A子からまた行事の日時を聞かれましたが、私は「今ちょっと忙しくて確認できないから、お便りを見てみてね。もし載っていなかったらまた教えて」と優しく、でも毅然と返信しました。

本当に困っているときは助け合いたいですが、まずは自分ができる努力をすることが、良好なママ友関係を続ける秘訣だと感じています。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。