産後、赤ちゃんの世話をしながらの生活は大変ですよね。そんな時、身内が手伝いに来てくれるとなれば嬉しいはずなのですが、どうもそうではないようで……
筆者の友人C子の体験談をお届けします。

義母来訪

C子は第一子出産後、一か月の里帰り期間を終えて自宅マンションに戻って来ました。
するとそこに待ち構えていたように義母がやって来ます。
こちらからお願いしたわけではないのに、
「手伝いに来てあげたわよ」
となぜか上からの物言いです。

そして、義母が言う「手伝い」とは、息子である夫の身の回りの世話を指していたようで、夫不在の日中は、C子の家事や育児のサポートは全くなし。
かえってC子は、義母がいるために自由に寛げない状態が続きました。

ストレスが溜まる

滞在の終わりを待ち遠しく思う日が続いていました。

ある朝のことです。その日は燃えるゴミの日だったので、部屋中からゴミを集め玄関で袋にまとめていました。
背後に気配を感じて振り返ると、そこにジトッとした目でこちらを見つめる義母が立っていました。
「そのゴミ、まさか息子に捨てさせるんじゃないでしょうね?」
「え? 違いますけど?」
C子の返事を聞くと、義母はフンッと鼻を鳴らして去って行きました。