筆者の話です。
夫は「毛布の端を足の指に挟まないと眠れない」という強いこだわりがあり、くたくたの毛布を今も愛用しています。
買い替えたいのに進まない“理想の一枚探し”に、なぜか私まで振り回される週末です。

夫の「こだわり毛布」問題が始まった

夫には昔から「毛布の端を足の指に挟まないと眠れない」という独自ルールがあります。
季節に関係なく一年中毛布が必要で、しかも「手触り」へのこだわりは驚くほど強め。
洗濯すると風合いが変わると言うので、こちらもタイミングを慎重に見極めてきました。

ただ、その毛布が最近はもうクタクタボロボロ。
さすがに私としては、そろそろ買い替えたい気持ちが膨らんでいました。

買い替え作戦スタート、しかし……

週末になると「今日こそ新しい毛布を見に行こうよ」と声をかけ、ホームセンターや寝具売り場を巡るのが定番に。

ところが夫は、触った瞬間「なんか違う」「もう少し柔らかい方が……」と首を振るばかり。
こちらからすれば「そんなに違う?」と思う程度の差なのに、夫にとっては「安心して眠れるかどうか」に直結する大問題らしく、表情が真剣そのものです。
せっかく来ても「これじゃない」のくり返しで、気づけば毎週末同じルートを歩き続けていました。