ある休日の昼下がり、玄関のインターホンが鳴る音が。
立っていたのは見知らぬスーツ姿の男性で「お話があります」。
一体何が!?
筆者の友人C子が実際に体験したエピソードをご紹介します。

「実はこの前」驚きの事実が!

男性がにっこり笑って
「実は、この前の朝、うちの猫が脱走してしまった時に、出勤途中のご主人が猫を捕まえてくれたんです。本当に助かりました」

「ああ、あの時の!」
夫もその男性を思い出した様子。

続けて男性は

「あの時は私たち家族もパニックで、せっかく捕まえてくれたのにお名前もお聞きせず、満足にお礼もできずに失礼しました」

「猫探しを一緒に手伝ってくれた近所の人が、『捕まえてくれたのはこちらのお宅のご主人だよ』と教えてくれて。今日、改めてお礼に伺いました」

相手は、数軒先のご近所の方だったのです。

それにしても、なぜスーツ? と思ったら
「これから町内会の運動会の来賓に呼ばれてまして」
と言って、深々とお辞儀をして男性は帰っていきました。

ご近所付き合いの大事さを痛感

突然の訪問者に不安でいっぱいでしたが、予想外の「夫の善行の知らせ」で一気に安堵。

「借金とかじゃなくてよかった」

と思ったのと同時に
「ご近所さんの顔、きちんと覚えておきたいね」
と日頃の交流の少なさを痛感。

今回のことを教訓に、
「これからは、きちんとご近所とも交流をして、顔と名前をお互いに分かるようにしておきたいね」
と夫婦で改めて話し合いました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。